顎関節症について
- 2026年1月6日
- 口腔外科
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は藤原歯科医院をご利用いただき、誠にありがとうございました。
本年も「よく噛める」「よく笑える」毎日を過ごしていただけるよう、予防から治療まで丁寧な診療を心がけてまいります。
新年最初のテーマは“顎関節症”についてお話ししていきます。
「口を開けるとカクッと音がする」
「あごが痛くて食べづらい」
こんな症状でお困りではありませんか?
これらは、近年増えている“顎関節症”でよくみられるサインです。
近年はストレス社会や生活習慣の変化により、顎関節症の患者さまが増えているといわれています。10代〜40代の女性に多く、誰にでも起こり得る身近な疾患です。
顎関節症とは、こめかみ付近にある“顎関節”や、その周囲の筋肉に異常が生じることで起こる総称です。原因はひとつではなく、いくつかの要因が組み合わさって発症すると考えられています。代表的な原因に「歯ぎしりや食いしばり」「噛み合わせの不調和」「ストレスによる筋肉の緊張」「姿勢の悪さ」が挙げられます。とくに近年は、長時間のスマホやパソコン作業により猫背姿勢が増え、顎に負担がかかりやすい傾向にあります。
顎関節症の主な症状は、
①あごの痛み
②関節音(カクッ・ポキッという音)
③口が開きにくい(開口障害)
の3つが代表的です。多くの場合は命に関わる病気ではありませんが、痛みが続くと食事や会話がつらくなるほか、肩こりや頭痛、耳のつまり感など全身の不調につながることもあります。
治療としては、まず原因を見極めることが重要です。歯ぎしりや食いしばりがある場合は、就寝時にマウスピースを使用し、筋肉や関節への負担を減らします。また、嚙み合わせに問題がある場合は調整を行い、姿勢が影響している場合は生活習慣の見直しも必要です。さらに、顎関節周囲の筋肉をゆるめるためのストレッチや、開口訓練といったリハビリを行うことで症状が改善するケースも多くあります。
顎関節症は、早めの対処で改善しやすい病気です。放置すると症状が悪化し、「口がさらに開かなくなる」「関節円板がずれたまま戻らなくなる」など、治療が難しくなる場合があります。「最近あごに違和感がある」「口を開けると音がする」などのサインに気づいたら、我慢せずご相談ください。当院では症状や生活習慣を丁寧に伺い、一人ひとりに合わせた治療を行っています。
気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
本年も皆さまにとって、笑顔で過ごせる一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。
2026年もどうぞよろしくお願いいたします。