正しいブラッシング方法
- 2025年8月1日
- 予防歯科
こんにちは
藤原歯科医院
虫歯や歯周病は、主に細菌によって引き起こされることが知られています。この細菌の塊が歯の表面に付着したプラークです。そして、セルフケアにおけるプラークの除去方法として重要なのが歯ブラシによる毎日のブラッシングです。
一言でブラッシングといってもその方法には様々な種類があり、個人に適したブラッシング法を身につけることが大切です。また、年月とともに変化するお口の中の状況に応じてブラッシング方法も変えていく必要があります。
正しいブラッシングの方法
適切なブラッシング圧は100~200gとされています。
また、歯ブラシの毛先が開いてくるとプラーク除去効果が低下するので、通常1~2ヶ月で新しい歯ブラシと交換します。
ブラッシング法の種類
バス法
- 歯ブラシの毛先を歯と歯肉との境目に置き、毛先を歯面に対して約45°の角度であて、歯肉溝内やポケットに挿入する。
- 軽く力を加えながら小刻みに歯ブラシを20回動かす。
- 舌側も同様に、毛先を歯面に対して約45°の角度で当て、小刻みに歯ブラシを20回動かす
- 最後臼歯の遠心面は、口を大きく開け、歯ブラシのつま先を歯の後ろの面に押し込み、20回動かす
- 前歯の舌側は、歯ブラシを縦にして毛先を当て、1歯ずつ小刻みに20回動かす
- 臼歯の咬合面では、歯ブラシの先を歯の溝にできるだけ深くしっかり押し当てて磨く
フォーンズ法
- 歯の表面では歯ブラシの毛先を歯面に対して直角に当てる
- 臼歯部から、大きく円を描くようにして上下顎の歯を同時に磨く
- 舌側は歯ブラシの毛先を歯面に当て、前後に動かす
- 最後臼歯の遠心面は、口を大きく開け、歯ブラシのつま先を歯の後ろの面に押し込み、20回動かす
スクラビング法
- 歯の頬側では歯ブラシの毛先を歯面に直角に当て軽く力を加えながら細かい横みがきで小刻みに歯ブラシを20回動かす
- 歯の舌側では歯ブラシの毛先を歯の面に対して約 45°の角度で当てる
- 最後臼歯の遠心面は、口を大きく開け、歯ブラシのつま先を遠心面に強く押し込み、20回動かす
- 前歯の舌側は、歯ブラシを縦にして毛先を当て、1歯ず つ小きざみに20回動かす
- 前歯の舌側は、歯ブラシを縦にして毛先を当て、1歯ずつ小きざみに20回動かす
1歯ずつの縦磨き法
- 上顎前歯をみがくときは、歯ブラシを縦にして歯 面に当て、歯ブラシのつま先を歯間部に入れて上 下方向に動かす
- 下顎前歯をみがくときは、歯ブラシを上下逆にし、歯ブラシを縦にして歯面に当て、 歯ブラシのつま先を歯間部に入れて上下方向に動かす
- 臼歯では、奥に行くほど歯ブラシが斜めになりやすいが、できるだけ歯ブラシを縦にして歯面に当て、歯ブラシのつま先を歯間部に入れて上下方向に動かす
- 前歯の舌側も、歯ブラシを縦にして入れ、 1歯ずつ歯ブラシのつま先を歯間部に入れて上下方向に動かす
- それぞれの歯の各面に合うように角度を少しずつ変えて、歯ブラシが歯面全体にあたるようにする