おやつの食べ方と虫歯の関係
- 2024年8月1日
- 虫歯
こんにちは、藤原歯科医院です。
すっかり暑くなりましたね!
学生の皆さんは夏休みを満喫中なのではないでしょうか?
夏休みになると、お家でおやつを食べる機会が増えると思います。
おやつの食べ方によって、虫歯になるリスクが大きく変わることをご存知ですか?
おやつって必要?
幼児期のお子さんにとって、おやつは食事で摂りきれない栄養を補うための大事な役割を持っています。
それ以外にも、次の食事までの空腹を防ぎ、食べ過ぎを防ぐ、気分をリフレッシュさせる、食べることの楽しみを感じられる、などの効果があります!
(これは大人にも当てはまりますよね!😊)
虫歯になりにくいおやつのポイント
①おやつを食べる時間を決めましょう
「ダラダラ食べ」という言葉があります。
食事と食事の間に、おやつや砂糖入りの飲み物をちょっとずつダラダラ食べることをいいます。
虫歯ができるのは、口の中の糖を虫歯菌が分解して酸を作り、その酸が歯の表面を溶かすからです。
この溶けた歯の表面を修復(再石灰化)してくれるのが、唾液です。
おやつをダラダラ食べていると、いつでも口の中に糖がある状態になり、唾液が虫歯を修復してくれる時間がなくなってしまいます。
また、おやつだけではなく、1日の3食の食事と虫歯のリスクは密接な関係にあります。食生活の面で、歯の健康を守るためにも「歯の再石灰化」の時間を長くしてあげれば、虫歯になるのを防ぐことができます。
②おやつの量と内容を考えましょう
おやつを食べる量を考えていますか?
おやつの適正量は1日200kcal程度 と言われています。
目安になるのが手のひらです!
手のひらに乗る分が適正量、と考えましょう。
普段食べているおやつが、クッキーやチョコレート、スナック菓子、という方も多いのではないでしょうか?
しかし、それらは炭水化物や脂質が多く含まれており、カロリーも高めです。
おやつの時に摂りたい栄養はタンパク質、ビタミン、カルシウム、鉄分です。
お子さまのおやつとしておすすめは、エネルギーが摂れるおにぎり・パンなど炭水化物、果物、乳製品(ヨーグルト・チーズなど)があります。
大切なのは、おやつはあくまで栄養摂取の補助の役割、と考えることです。
1日3食の食事量が減ってしまわないよう、食べる量や時間には気をつけましょう。
藤原歯科医院ではキシリトール100%のお菓子を販売しています
キシリトールとは糖の一種で、「虫歯の発生や進行を防ぐ」という特徴があります!
キシリトールを一定期間以上口の中に入れると、むし歯の原因となる歯垢が付きにくくなるだけでなく、歯の再石灰化を促し、歯を固くします。
さらに、キシリトールには、むし歯の大きな原因であるミュータンス菌の活動を弱める働きも持っているんですよ〜!
こういったものも、子どものおやつとして上手く使っていきたいですね。
気になる方は是非スタッフにお声がけください!