歯周病について|藤原歯科医院|神戸市垂水区学が丘の歯科・歯医者

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歯周病について|藤原歯科医院|神戸市垂水区学が丘の歯科・歯医者

歯周病について

皆様いかがお過ごしでしょうか?

早いものでもう2月になりました!

春も近づいて来ていますね 😉 

今回は歯周病についてお話させていただきます。

歯周病とは、その字が表す通り歯の周りに起こる病気で、歯肉(歯ぐき)や歯槽骨(骨)など歯を支える周りの組織が炎症により破壊されていく病気のことです。


歯周病は
日本人の約80%の方がかかっているとされる身近な病気です。しかし歯周病は末期段階にならない限り、自覚症状がほとんど出ません。末期になってからでは、歯を抜くしか治療方法がなくなってしまいます。

あまり知られていませんが、虫歯に比べ、私たちが歯を失う原因として最も多いのは、虫歯を大きく上回ってこの歯周病です。歯を失うことはもちろん、それ以外に心疾患や呼吸器系の疾患、糖尿病や出産など命にも関わるさまざまな全身への影響を与えることがわかってきています 🙁 

歯のまわりの歯肉の溝の名称が歯周ポケットです。健康な歯肉の溝は 1~3mmです。

<歯肉炎>

歯の表面にプラークが残っていると炎症が起き、ポケットが 4~5mm位に腫れます。

<歯周病>

プラークが長時間そこで固まり歯石になると、歯の周りの骨が吸収され、5mm以上の深いポケットが進行していきます。

歯周病の根本的な原因は『歯垢(プラーク)』で、歯垢(プラーク)は毎日の歯磨き等で取り除く事が可能ですが、実際には歯磨きの仕方が間違っていたりして完全に取り除けていないことが多く、歯垢(プラーク)は時間が経てば歯磨きでは取り除くことができない『歯石』になり、歯石は歯周病菌の格好の棲家となるため早めに取り除かなければ歯周病が進行してしまうのです。

歯周病菌の歯周ポケット内への侵入によって、それを排除しようとする体の免疫反応により様々な症状が現れます。

・歯肉の色が赤く、ところどころ腫れている

・歯磨きの時や、何もしなくても歯肉から出血する

・口臭が気になる

・物をかむと歯が浮いたような感じがある

などの自覚症状がみられますが、虫歯のように我慢できない痛みが出ることが少ないため見落としてしまいがちです。かなり進行している段階では手遅れになることが多いです。

また歯周病になってしまえば歯周ポケットがどんどん深くなり、歯周ポケットに溜まった歯垢(プラーク)、歯石は歯磨きでは取り除く事が難しくなるため、これでまた歯周病の症状が進行していってしまうのです。

そこでこれらの『歯石・歯垢(プラーク)』を歯科医院で除去してもらうことが大切です。歯磨きでは取り除けない歯石はもちろん、取り除けていない歯垢(プラーク)を除去することによって炎症が収まり、歯周病の進行を抑え、症状の改善が期待できます。

歯垢(プラーク)は食事をすれば歯や歯の周りに再び付着して行きますので、歯石除去後でも毎日の歯磨き等でお手入れしていかなければ再び歯石になってしまうので、歯周病治療は歯医者にまかせっきりにするのではなく、ご自身でも積極的に治療に参加されること、ご自宅でのケアがとても大切です!

歯肉の腫れやお痛み、歯の揺れなどを感じることがありましたらぜひ当院にてお早めの受診をおすすめします :mrgreen: 

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