インビザライン
インビザラインとは、一般的な矯正で用いられるブラケットやワイヤー装置と違い、マウスピース装置を使って歯並びを綺麗にする矯正治療です。
透明な素材で目立たず、周囲に気づかれることなく矯正治療が受けられるという特徴があります。
取り外し可能で、普段どおりに食事や歯磨きをすることもできます。
AI技術で型取りも楽に!
当院では最新光学スキャナー(iTero)で型採りができる新しいシステムにより、もう従来のような苦しい型採りに悩まされることもありません。しかも、一度スキャナーで型採りをすれば、最終的な歯並びになるまでのマウスピースを全て作ることができるので、従来の治療法のように、何度もマウスピースを作り替えるために型採りをする必要もありません。
歯並びの未来イメージが見れる!
インビザラインシステムでは、矯正治療を始める前にご自分の歯がどのように治療によって動いていくのか、また矯正治療終了時のイメージはどのようになるのかを実際に見ていただくことができます。これは、インビザラインのクリンチェックというシミュレーションソフトを使うことで可能になります。従来のマウスピース矯正システムでは、このような歯の動きの予測、最終的な歯並びの状態を見ることはできません。
当院でのマウスピース矯正治療には、「インビザライン」と「インビザラインGO」の2種類があります。
通常のインビザラインは、大臼歯を含める歯列全体を治療範囲としていて、幅広いケースに対応することができます。
一方、インビザラインGOは、大臼歯を動かさず、前歯のみの歯列矯正に特化した治療方法です。
両方とも使用するマウスピースの素材や見た目は同じで、インビザラインは全体的な矯正、インビザラインGOは部分的(前歯等)な矯正に利用されています。
治療期間は、インビザラインは1〜3年ほど、インビザラインGOは6ヶ月〜2年ほどといわれています。
インビザラインGOは、軽度な矯正に適しており、治療期間も短く、全体的な矯正にかかる費用と比較すると安価に治療できます。ただし、歯並びやお口の中の状態によってはインビザラインGOでは対応できないこともありますので、治療前に一度歯科医院にて相談することをおすすめします。
インビザラインはワイヤーやブラケットを使用せず、透明なマウスピースを使用するため、非常に目立ちにくいのが特長です。周囲の人に気付かれずに矯正治療ができます。
インビザラインで使用するマウスピースの厚みは、わずか0.5mm程度のため、異物感や違和感が小さく、負担も少なくなります。また、1枚のマウスピースで歯を動かす量は0.25mmと少なく、矯正中の痛みもほとんど感じません。使用感が気になる方にもおすすめです。
ワイヤー矯正装置は、歯科医院で装着と調整をする必要がありますが、インビザラインの場合は、マウスピースを装着するのは患者さま自身です。自分で取り外しと装着ができるため、食事の際や歯磨きの際に容易に取り外せる点が、これまでの矯正装置との大きな違いです。仕事で人と話すときや写真に写るときだけ外すなど、必要に応じて自分で装着できます。また、歯磨きの際にも取り外せるため、磨き残しの心配もありません。常に清潔な状態を保てる点も大きなメリットです。
インビザラインでは、20~40枚ほどのマウスピースを製作しておき、7〜14日おきに交換していきます。マウスピースの管理は患者さま自身が行うため、通院頻度が少ない点がメリットです。最初は微調整のために数回通院が必要ですが、その後は1~2ヶ月に1回程度の通院で問題ありません。仕事が忙しい、歯科医院から遠方に住んでいるといった方も、安心してご利用いただけます。
インビザラインは世界で900万件以上の治療実績があり、研究成果も多い矯正装置です。高い品質を誇る一方で、常に改良が加えられ、信頼性の高さに定評があります。900万件の治療実績があるということは、それだけのデータベースを保有していることであり、豊富なデータに基づいた精度の高いコンピューターシミュレーションを可能としています。
インビザラインは、様々な症状への対応が可能です。顎が小さいなど歯が生えるスペースがない場合に多い乱杭歯、咬み合わせにも影響するすきっ歯など、多種多様な症例にも効果がある矯正装置です。ご自身の気になる部分を矯正できる可能性が高い点も、メリットと言えます。
患者さま自身でマウスピースを脱着することは、メリットでありデメリットでもあります。通院の手間がなくなりますが、正しい位置にマウスピースを装着できていなければ、シミュレーション通りに歯を動かせなくなってしまいます。歯科医師からの指導をきちんと受け、正しい手順で装着する必要があります。
指定された時間通りにマウスピースを装着しない場合は、治療期間が長引くうえ、場合によってはマウスピースの再製作が必要になります。インビザラインの1日の装着時間は20〜22時間で基本的に飲食と歯磨き以外の時間は常に装着しておかなければなりません。
矯正中は、治療によって歯の形が変わってしまうため虫歯の治療ができないケースもあります。矯正期間中でも歯の形が変わらない程度なら治療できますが、被せ物の再治療など歯の変化がある場合は、マウスピースの再製作が必要になります。虫歯にならないよう、口腔ケアには十分に注意しなければなりません。
患者さまの歯並びや口腔状況によっては、矯正できないケースもあります。症例に関しては、歯科医師にご相談ください。
問診・カウンセリング
歯並びや噛み合わせについて、どのようなお悩みがあるのか、治療には何を求めるのかなど、患者さまが抱える問題やご希望についてお聞きします。
治療内容以外にも、費用や通院回数などのご相談もお受けしております。
口腔内3Dスキャナーでお口の中をスキャンし、無料で簡易的な矯正治療シミュレーションも行えます。
精密検査・スキャン
矯正治療前には、レントゲン撮影、虫歯チェック、歯周病検査などを行い、必要な処置を行います。
その後、顔貌と口腔内写真の撮影、口腔内3Dスキャナーで奥地の中をスキャンして精密な資料取りを行います。これらの資料をもとに治療計画や詳しい矯正シミュレーションを作成します。
治療計画の説明
精密検査の結果をもとに治療計画の立案を行い、治療方法、治療期間などを患者さまへご説明いたします。患者さまのご希望を伺い、治療方針などを決め、必要があれば計画の修正も行います。
治療方針や計画に対して疑問やご不安がありましたら、どんな些細なことでも歯科医師にご相談ください。患者さまに納得いただけるまで分かりやすくご説明いたします。
治療開始
インビザライン治療で使用するマウスピースは、工場のあるアメリカで作られます。
そのため、治療計画のご説明から治療開始までに、1ヶ月ほどお時間をいただくことがあります。
初回は、マウスピースのお渡しとマウスピースの使い方、使用上の注意などをご説明いたします。1日20〜22時間以上装着し、7〜14日ごとに患者さまご自身で次のマウスピースに交換していただきます。
経過観察
経過観察のため、定期的に1〜2ヶ月ごとに通院していただき、矯正治療の進捗状態やお口の状態、マウスピースの適合などを確認します。問題がなければ、次の段階のマウスピースをお渡しします。
治療完了・保定期間
治療計画通りに歯並びが整ったと診断されたら、歯を動かす治療は終了となります。
動かした歯は、元々あった場所に戻ろうとするため(後戻り)、矯正後の歯列を維持・安定させる目的でマウスピース型の保定装置(リテーナー)を装着していただきます。
初めは矯正治療同様に1日のほとんどの時間をリテーナーを装着した状態で過ごしていただきますが、徐々に装着時間を減らしていき、歯列が安定したら保定期間も終了となります。
インビザライン | ~750,000円/診断料込み(※治療期間・内容により金額が変動します) |
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インビザラインGO | ~480,000円/診断料込み(※治療期間・内容により金額が変動します) |
シミュレーション | 無料 |
診断料 | 30,000円 |
リテーナー(保定装置) | 片顎 15,000円/全顎 30,000円 |